2025年4月17日、万博会場の西ゲート付近で警備員の方が来場者の男性の前で土下座している様子が撮影された動画が、Xで拡散されて話題になっています。
私もこの投稿を見たとき、
「どうして土下座までしなきゃいけなかったの?」
「警備員さんは怒鳴られて怖かったんじゃないかな…」
「てうかどんな状況?」
こんな風に、いろんな疑問が湧いてきました。
「これはカスタマーハラスメント(カスハラ)じゃないの?」という声もある一方で、
実際に何が起きていたのか、なぜ土下座という行動に至ったのかは、まだはっきりしていません。
この記事では、警備員が土下座をすることになった経緯や背景、考えられる理由について見ていきます。最後まで読んでくれると嬉しいです。
万博警備員が土下座した経緯とは?現場で何があったのか時系列で解説
追記
22(火) 18時にJ-CASTニュースから続報が配信されました。
万博会場で、男性客が警備員に駐車場の場所を尋ねたが、正確な案内ができずトラブルに発展。
男性は詰問を繰り返し、警備員が身の危険を感じる事態に。
最終的に警備員はその場で自ら土下座した。
引用元:J-CASTニュース
2025年4月17日、大阪・関西万博の西ゲート付近でちょっと信じがたい光景が起きました。
それは、1人の男性が大声で怒鳴り、その前で警備員さんが土下座するというもの。まさか万博の会場で、そんな場面を見ることになるなんて…びっくりしてしまいますよね。
時間は午後4時ごろ、現場にいた方の証言によると、男性が警備員に「土下座しろ!」的な声で怒鳴っていたそうなんです。
私もこのニュースを見たとき、状況がわかりませんでした。
- 「これ、どんな経緯があったの?いきなり土下座っておかしくない?」
- 「最近、店員さんとかスタッフへの態度、ひどすぎる人多くない?」
- 「万博でトラブルって聞くと、ますます行くの不安になるよね…」
「どうして警備員さんがそこまでしなきゃいけなかったの?」
「もしかして、自発的に土下座したの?それとも強要されたの?」
こんな疑問を持った方、多いのではないでしょうか。
今の時代、情報はすぐにSNSや動画で拡散されますよね。だからこそ、一部の映像だけで判断せず、実際に何が起きたのか考えてみたいと思います。
現場で何があったのかを丁寧に見ていきますね。
なぜ警備員は土下座した?考えられる原因と背景を徹底考察
「どうして土下座なんてことになったの?」
ニュースやSNSでこの映像を目にした方は、きっとそう思ったはずです。
まさか万博の会場で、スタッフさんが来場者に対して土下座をするなんて――。
これって、よっぽどのことがあったの?それとも、そこまでしなくてもよかったのでは…?
ここでは、なぜ警備員さんが土下座をすることになったのか、考えられる原因や背景をいくつかの角度から考えてみたいと思います。
警備員が怒鳴られたことで心理的に追い詰められた可能性
現場にいた方の証言によると、男性はかなりの大声で怒鳴っていたそうです。
もしかすると、周囲に人がたくさんいるなかで強い口調で詰められたことで、警備員さんがとっさに「とにかく場をおさめなきゃ」と思ったのかもしれません。
私たちも、子どもがスーパーで泣き出したとき、とっさに「すみません」って謝ってしまうこと、ありますよね…。
土下座は行きすぎかもしれませんが、その「その場を収めたい」という心理は、少しわかる気もします。
万博という“ミスの許されにくい現場”の空気感も関係?
万博のような大規模イベントでは、「クレームが炎上につながる」「ミスは許されない」といったプレッシャーも相当あると思います。
スタッフや警備員さんは、主催者や派遣会社から「とにかく丁寧に対応を」と教育されている可能性もあります。
だから、少しでも来場者が怒ってしまったら、「謝って、謝って、とにかく機嫌を直してもらわなきゃ…」というモードになってしまうのかもしれません。
自主的な土下座だったのか、それとも強要されたのか
専門家の話でもありましたが、土下座が「自主的なもの」だったのか、「強要されたもの」だったのかによって意味がまったく変わってきます。
たとえば男性が「土下座しろ!」と何度も強い言葉を使っていたのであれば、これはカスタマーハラスメント(カスハラ)に該当する可能性が高いです。
でももし、男性がただ怒っていたところに、警備員が自主的に謝罪の形として土下座をしたのだとしたら…話は少し変わってきます。
ただどちらにしても、土下座という行為が「普通の謝罪対応」として出てくる現場の空気や教育体制には、問題があるかもしれません。
ニュースやSNSでは、一部の映像だけが切り取られて話題になることが多いですが、
こうした背景や、スタッフ側の心理を想像してみることで、少しだけ見え方が変わってくることもありますよね。
次のパートでは、こうした行動に対してどんな処罰や法的リスクがあるのかも一緒に見ていきましょう。
警備員に土下座をさせた場合の処罰は?法的リスクやカスハラ問題を解説
「もしこの男性が本当に“土下座しろ”と強要していたなら、これって何かの罪になるの?」
「カスハラって言葉は聞くけど、実際どうなるの?」
こんな疑問を感じた方、多いのではないでしょうか。
ニュースでは専門家の弁護士さんも登場していましたが、ここではもう少しわかりやすく、警備員に土下座をさせた場合の処罰や法的リスク、そして“カスタマーハラスメント”としての位置づけを整理しておきたいと思います。
カスハラ(カスタマーハラスメント)はどこまでが“違法”なの?
カスハラとは、お客さんという立場を利用して、従業員やスタッフに対して過剰なクレームや嫌がらせを行う行為のことです。
最近ではニュースでもよく取り上げられるようになり、企業や自治体も対策に乗り出していますよね。
ただ、「カスハラ」という言葉自体には、まだ明確な法律の定義はありません。
だからこそ、「これはカスハラだ!」と思っても、すぐに罰せられるというわけではないのが現状です。
土下座の強要は「強要罪」や「侮辱罪」にあたる可能性も
ただし、今回のように**「土下座しろ!」と怒鳴って無理やりさせた**場合には、話が変わってきます。
たとえば…
- 相手の自由な意思に反して土下座を強制した → 強要罪(刑法223条)
- 多くの人の前で侮辱的な行為をさせた → 侮辱罪(刑法231条)
このように、場合によっては刑法に触れることもあるんです。
今回の万博の件でも、もし動画や証言で「土下座の強要」がはっきりすれば、捜査対象になる可能性もゼロではありません。
カスハラ対策は“現場まかせ”じゃダメ!運営側の責任も
もうひとつ大事なのが、スタッフや警備員を守る体制がきちんとあるかどうかです。
どんなにマニュアルで「冷静に対応を」なんて書いてあっても、現場で一方的に怒鳴られたら、誰だって冷静ではいられませんよね…。
企業やイベントの運営側が、「カスハラには毅然と対応する」と明言し、現場スタッフを守る姿勢を示すことが、これからはますます大事になってきます。
お客さんの立場であっても、スタッフさんの人権や尊厳は守られるべき。
そして何より、「声の大きい人が得をする」「謝った方が負け」みたいな空気を、変わったらいいなと、私は思っています。
外国の方も訪れる場所で物騒なのは勘弁ですね。
こちらの記事もどうぞ。
万博【警備員の土下座】怒鳴る男性客は誰?出禁の特定や腕を組む心理状態の詳細を調査!
警備員が土下座をする前から、怒鳴り声を上げて腕を組む男性についてまとめました。
万博【警備員の土下座】怒鳴る男性客はなぜ怒っていたの?激怒の理由はどうしてか考察!
この記事では、ニュースだけでは見えにくい背景や、考えられる原因、男性客はなぜ激怒していたのかを、できるだけ丁寧に掘り下げてみました。
万博で土下座した警備員の会社はどこ?派遣先や日当、管理体制を調査!
土下座した警備員さんや大阪万博で警備員を募集している会社についてまとめました。