すき家の公式サイトで、第2弾の詳細が発表されました。
発表では、みそ汁の鍋にネズミが侵入した形跡はないということです。ということは、ネズミが混入したのは、鍋ではなく別の場所だったということになりますよね。
もし鍋の中じゃないなら、店員さんの見落としや、確認ミスの可能性が高いのでは？って思いませんでした？ネズミが混入しているっていうのは、意図しないミスにしてもあまりにも大きなミスですよね。
でも、実際にこういった事故が起きてしまった背景には、人的要因が関係しているかもしれません。
たとえば、忙しい時間帯やワンオペでの勤務が影響したとか、どうしても目の前の仕事に追われて、細かい部分まで気を配れなくなったとかです。
【すき家】ねずみ混入のまま提供の理由はなぜ？最新情報で原因をチェック！
3月27日、すき家が公式サイトで今回の異物混入について、時系列の詳細を発表しました。
すき家の鳥取南吉方店で起きた「ねずみ混入」のニュースですが、
冷静に考えてみると、実はこの出来事にはいろいろな要因が重なって、こうした事態が起こったことがわかります。
まず、どうしてねずみが混入したまま提供されてしまったのか。その理由について、すき家の公式サイトの発表を元に整理してみると、異物が混入したのは、実は大型冷蔵庫のゴム製パッキンのひび割れからだということです。
この冷蔵庫が外部に面していたため、そこからネズミが侵入してしまった可能性が高いということです。
でも、ここで気になるのは、なぜその後、そのお椀がチェックされずに、最終的にお客様に提供されてしまったのかという点ですよね。お椀を提供する前に、店員さんは気づかなかったのでしょうか。この部分が非常に大きな疑問点だと思います。
実際に、店舗で何が起きていたのか、どのような状況だったのかを考えると、忙しい時間帯やスタッフの状況も関わってきている可能性があります。
例えば、ワンオペや、人手不足で、店員さんが常に多くの業務をこなさなければならない状況だったとか。お客様が待っている状況では、提供するスピードも大事ですし、ちょっとした見落としが起こることもあります。
また、こうしたブラック労働の問題も背景にあるかもしれません。スタッフが長時間働き続けることで、疲れやプレッシャーも、見逃しを招いた原因のひとつって気がしませんか。店舗の管理体制も気になります。
【すき家】ねずみ混入のまま提供の理由はなぜ？店員さんが見逃した原因はどうしてか考察！
店員さんが気づかなかった人的要因で考えてみると、いくつかの可能性が考えられます。
まず第一に、業務の忙しさが挙げられます。飲食店では、特にピーク時には多くの注文が入るため、店員さんは一度に複数の業務をこなす必要があります。
こうした状況では、細かい部分まで気を配るのが難しくなることがあります。例えば、目の前の仕事に追われて、普段であればチェックするべきポイントが見落とされることがあります。
次に、チェック体制の不徹底です。すき家の報告にもあるように、店舗には「商品提供前の目視確認」を徹底するよう指示が出ていましたが、実際にその確認作業が十分に行われていなかった可能性があります。
目視確認というのは、言ってしまえば目の前にあるものを「見て確認する」作業ですが、忙しい中では、視覚的に大まかなチェックをして済ませてしまうことがあるかもしれません。例えば、器にネズミが混入していても、目視だけでは気づきにくいこともあります。
というか普通はネズミが入っていると思わないですよね。
さらに、過信も要因の一つです。普段から同じ業務を繰り返していると、「これくらいは大丈夫」と思い込んでしまい、確認を省略することがあります。例えば、冷蔵庫で保管していた具材が混入しているわけがないという先入観が働き、改めて確認をしなかった可能性も考えられます。
加えて、経験不足や慣れの影響です。特に新しく入ったスタッフや、経験の浅いスタッフは、異常を察知する能力が十分でないことがあります。普段の作業では問題がなかったことでも、急な状況変化に対応するのが難しいことがあります。こうした場合、違和感に気づいたとしても、それをすぐに異物混入として判断できないこともあります。
最後に、コミュニケーション不足も影響を与えることがあります。店舗内での連携がうまくいっていない場合、何か異常があったとしても、すぐに報告し合うことができず、そのまま問題が放置されることがあります。
例えば、最初に具材に異物が入っているのを発見しても、その情報が他のスタッフに共有されていないと、最終的にお客様に提供されることになるかもしれません。
店員さんが気づかなかった原因は、業務の忙しさやチェック体制の不徹底、過信、経験不足、コミュニケーション不足など、さまざまな人的要因が重なった結果だと言えるでしょう。
当日の店舗は管理体制どうなっていたの？
店員さんが気づかなかった理由には、ブラック労働やワンオペ、人手不足の可能性があるかもしれません。飲食業界では、特に忙しい時間帯にスタッフがひとりで何役もこなす「ワンオペ」状態や、人手不足が問題になっていることが多いですよね。
今回の騒動が起こった朝8時人手不足だったり忙しい時間帯だったのでしょうか。
もし、当日の店舗でも同じような状況だったら、店員さんが一人で多くの業務をこなしていた可能性があります。その場合、手一杯で他のことに注意を払う余裕がなかったり、チェックが不十分になったりすることがあるんです。
たとえば、みそ汁を提供する際にお椀をチェックしている時間がないとか、もしくはお客さんが待っているから焦ってしまう、という状況だとしたら、ネズミの混入に気づかなかったのも理解できるかもしれません。
ブラック労働が原因で、長時間働き続けているスタッフは疲れていて、集中力が欠けることもあります。スタッフが慢性的に疲れきっている状態だと、注意力が散漫になり、目の前の仕事に集中しきれなくなることもありますよね。特に飲食店では、常に新しい注文が入ってきたり、予想外の事態が起こったりするので、ミスを防ぐのが難しくなる場合もあるんです。
また、人手不足の場合、店舗側が十分なスタッフを配置できていないことも大きな要因です。スタッフが足りていないと、どうしても一人当たりの負担が増えて、見落としや確認漏れが生じやすくなります。忙しい状況でチェックする余裕がなくなることは、現場ではよくあることです。
そのため、こうしたブラック労働やワンオペ、人手不足が背景にあるとすれば、スタッフが気づかなかったのもある意味避けられない部分があったのかもしれません。でも、やっぱり安全管理や衛生管理には絶対の注意が必要なので、こうした状況を改善するための対策ももっと徹底していくべきですね。
